今回はビタミンDについて紹介したいと思います。
ビタミンとは人が生きていく上で必要な3大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)以外の有機栄養物の総称です。
ほとんどのビタミンが体内で合成することが出来ないので食事から取る必要があります。
ビタミンの種類としては水溶性ビタミン9種類(ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB、ビタミンK6、ビタミンB12、葉酸、ビオチン、ビタミンC)
脂溶性ビタミン4種類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)の計13種類があります。
今回はその中でも脂溶性ビタミンであるビタミンDについて取り上げたいと思います。
ビタミンDの体内での作用
ビタミンDのの体内での作用として最も重要なものが骨を丈夫にすると言うことです。
ビタミンD(体内で活性化されたビタミンD3)は腸管からのカルシウムとリンの吸収を助けて骨形成を助けます。そのため、高齢者で多い骨粗鬆症による骨折の予防にも重要な働きをします。
また小児の骨が軟化してしまうくる病の予防にも重要です。
ビタミンDを得る方法
体内にビタミンDを得るためには主に2つの方法があります。
1つは食べ物から得る方法、もう1つは日光を浴びて紫外線にビタミンDを合成してもらう方法です。
食べ物でビタミンDが豊富な物にサケ、サバ、イワシなどの魚や卵黄などの食品に多く含まれています。
また体内でもっとも活躍するビタミンD3は皮膚にあるプロビタミンD3が紫外線によって活性型ビタミンD3となり様々な作用を及ぼします。
活性型ビタミンD3の効能
では活性型ビタミンD3は体内でどの様な作用をするのでしょうか?
一番重要なことがすでに述べました腸管からのカルシウムの吸収を助けて骨の形成を促す作用です。
さらに最近の研究ではビタミンD不足による発がん、糖尿病、免疫低下、うつ病、自閉症などへの関与も言われています。
日光を浴びる機会が減っている現代
現代社会においては以前に比べ日光をあびる機会が減っていると言われています。さらに、新型コロナウイルスの影響でテレワークの増加、子供達は外出自粛における家庭で過ごす時間が増え、ますます日光を浴びる機会が減っています。
日光は浴びすぎると皮膚癌などのリスクも上がるため良くないですが、浴びなさすぎも骨がもろくなりまた精神衛生上も良くはありません。
外出が減っている現代だからこそ適度な外出、外での運動などが健康にはとても重要になってきます。
ビタミンDの取り過ぎに注意
ビタミンDは脂溶性ビタミンの分類に入ります。脂溶性ビタミンは過剰に取ると体内に蓄積されてしまい悪影響を及ぼす事もあるので注意が必要です。
過剰摂取によい高カルシウム血症が起こり、血管壁や腎臓、心筋、肺などに多量のカルシウムが沈着します。そのため腎機能障害や食欲不振、嘔吐、神経の興奮性の亢進などの症状が現れます。
1日の摂取量として成人は5.5μgが推奨されています。
サプリメントでビタミンDを摂取
そうは言ってもなかなか外で日光を浴びる時間が取れない方にはサプリメントでビタミンDを摂る方法もあります。
最近では様々なビタミンDサプリメントが販売されています。
ビタミンのサプリメントとして有名なのがネイチャーメイド。90日分で800円弱というリーズナブルな価格帯です。
またUHAから出ているグミサプリも人気です。グミなのでおやつ感覚で食べる楽しみもあります。
その他ディアナチュラから出ているカルシウム、マグネシウム、亜鉛、ビタミンDの複合サプリもあります。
以上今回はビタミンDについて書かせてもらいました。
日光を浴びる機会が減っている現代人にとってビタミンD不足は問題になってきております。ビタミンDを得られる生活を見直してもらえる機会にしていただければと思います。
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