今回はシソ科の生薬について取り上げたいと思います。
シソと言えば真っ先に思いつくのが青じそですね😊
うちの畑にも青じそが自然と毎年生えてきてお刺身と一緒に食べるのはもちろんの事、刻んでご飯に混ぜたり、そうめんのつゆに入れたり、サラダにしたりと大変重宝してます。
そんな料理のトッピングによく使われる紫蘇なんですが、実は漢方薬にも大変重要な生薬なのです。
今回はそんなシソ科の生薬について取り上げてみたと思います。
黄芩 (オウゴン)
コガネバナの周皮を除いた根。
清熱剤として使われる。
高熱、肺の炎症による咳、下痢、鼻血、目の充血、化膿性の腫れ物など
[配合される漢方薬]
温清飲、黄連解毒湯、乙字湯、荊芥連翹湯、柴胡桂枝湯、柴胡清肝湯、柴朴湯、柴苓湯、辛夷清肺湯、清心蓮子飲、清肺湯、半夏瀉心湯、防風通聖散、竜胆瀉肝湯など多数
荊芥(ケイガイ)
ケイガイの花穂
解毒、発汗、解熱剤として使用される。
[配合される漢方薬]
荊芥連翹湯、十味敗毒湯、消風散、当帰飲子、防風通聖散など
蘇葉(ソヨウ)
アカジソの葉
芳香健胃薬として使われる。また、発汗作用があり気を整える作用がある。
[配合される漢方薬]
香蘇散、参蘇飲、半夏厚朴湯など
薄荷(ハッカ)
ハッカの地上部
辛涼解表剤
[配合されている生薬]
銀翹散、桑菊飲、加味逍遙散、防風通聖散など
益母草(ヤクモソウ)
メハジキの地上部
活血化瘀薬
[配合されている生薬]
芎帰調血飲、芎帰調血飲第一加減など
丹参(タンジン)
タンジンの根
活血化瘀薬
[配合される漢方薬]
冠心Ⅱ号など
夏枯草(カゴソウ)
ウツボグサの花穂
清熱明目薬
藿香(カッコウ)
パチョリの地上部
祛暑薬
[配合される漢方薬]
藿香正気散など
今回はシソ科の生薬について書かせてもらいました。
最後までお読みいただき有り難うございました。
コメント
とても勉強になりました(^^)
今回も読んで頂きありがとう御座います。
今後も健康情報載せていけたらと思います(^^)