2021年の夏も終わりに近づいてきました。相変わらず新型コロナウイルスは終息する兆しも無く、何処にも気軽に行けない状況が続く中、我が家でもほとんど夏の思い出作りも出来ずに終わりそうです。そんな中良かったことの一つとして今年は夏野菜が沢山収穫出来ました。我が家では毎年夏野菜を作っているのですが、良く採れる年もあれば、全然ダメな年もあります。その違いは何なのか?おそらくその年の気候が大きく関係していることは言うまでもありませんが、それ以外にも何か理由があるのではないか?今回はその理由を自分なりに探っていきたいと思います。
1、野菜の配置
毎年5月に野菜の苗を植え付けますが、限られた畑のスペースにどの様に配置するかは悩ましい問題です。特に連作障害が起きないように昨年植えた場所には同じ野菜を植えないようにはしています。野菜栽培を始めた頃は野菜同士はなるべく間を開けた方が風通しも良くなって大きく育つのかと思っていたのですが、実は間隔を詰めた方が我が家としては良い結果が出ます。
間隔を詰めることのメリットとして、風に強くなる、肥料を広範囲に与えなくて済む、根が重なり合って根を張りやすくなる、それぞれが適度な日陰を作って夏の強すぎる日差しを遮り水分を逃げにくくするなどがあります。
こちらが我が家の今年の夏野菜配置図です。こう見るとみすぼらしく見えますが、他にもズッキーニとサツマイモを植えましたがここでは割愛させてもらいます。
言いたかったのは畑の全面に植えるのでは無くて、真ん中に固めることでより効率よく野菜作りが出来ます。
さらに良かったと思うことは、キュウリを南側にしたことかもしれません。
キュウリはつるを伸ばして大変高く上に伸びます。そのつると葉っぱが南からの強い日差しを遮ってくれることにより野菜達の乾燥を防いでくれたのではないかと思います。
野菜には日光が当たった方が良いというイメージですが、昨今の暑すぎる気候では当たりすぎはかえって野菜を乾燥させ弱らせる原因になります。日光は適度に遮った方が野菜にとってはやさしい育て方だと思います。
2,雑草のメリットについて
我が家の畑では毎年雑草を積極的に採りません。それは、勤務があり雑草をとる時間が無いというのが正直なところなのですが、実は畑の邪魔者と思われがちが雑草が野菜に良い働きをしていることもあるのです。
雑草があることのメリットとしては、野菜と一緒に根を張ることにより土を軟らかくして野菜自体の根を張りやすくさせること。また、野菜と野菜の間に草が入る事により風から野菜を守り、また野菜からの水分の蒸発を防ぎます。
こちらが我が家のオクラの状態ですが、どれがオクラなのか分からないぐらい草に覆われています。
でも周りに草があることにより守られているというか、乾燥を防いでもらえるというメリットがあります。
3,雑草のデメリットについて
では雑草のデメリットについてですが、まず見栄えが悪い。ご近所から敬遠される(それは被害妄想かもしれませんが・・・)特に隣と隣接している場合、雑草が隣の土地に種を飛ばすのではないか?とう思いは常につきまといます。ですから隣にあまり気を遣わなくてもよい畑じゃないと雑草を生やすことは難しいかもしれまえん。
また雑草に養分を取られるということもあります。せっかく肥料を与えても半分以上雑草の成長に捧げていると考えるとバカバカしく感じてしまうこともありますが、あんまり栄養を与えすぎて野菜が大きくなりすぎても食べ頃を逃してしまうということもあるので、それほど気にしなくても野菜はしっかりと育ってくれます。
4,野菜と雑草についてまとめ
私は野菜作りを初めて10年以上になりますが、本当に野菜作りは面白いです。手を掛けすぎてもだめ、逆にほったらかしすぎてもだめ。まさに子育てに通じるものがあると感じます。
野菜作りしてきて思うことは、雑草があっても無くても野菜はしかり育ってくれるということです。
そして一番大切なのは植える前の土作りだと思います。
苗を植える前にしっかりと土に空気と栄養を与え、そして石灰で土壌をつくる。
それをしっかりやった年は野菜もしっかり育ってくれます。
雑草があるなしは関係ないです。
是非、苗を植える前の土作りを怠らないようにしてみてください。
では今回もつらつらと書かせてもらいました。最後まで読んで頂いて有り難うございました。
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