久しぶりの生薬特集です(^^)
今回は「クスノキ科」「ウマノスズクサ科」「オオバコ科」について書かせてもらいます。
クスノキと言えば、となりのトトロの「塚森」の深い森の中にそびえる楠を思い出します。
雄大な姿、空に向かってもこもこと茂る森のような木、力強さとしなやかさを合わせ持つ印象ですね。
となりのトトロのなかで楠の存在はとても大きいですね。
根の中にトトロが住んでいるというなんとも夢があり、遙か遠い昔から人々を見守り続けているといった神々しさ、安心感を感じます。
そんな森が多い、日本の国に生まれて良かったと心から思います。
鳥薬(ウヤク)「クスノキ科」
テンダイウヤクの根
うっ血を取り除き、お腹の張りや痛みを改善する作用がある。
[配合される漢方薬]
芎帰調血飲、芎帰調血飲第一加減など
桂皮(ケイヒ)「クスノキ科」
クスノキ科 桂の樹皮
発汗解表作用がある。血行を良くして頭痛、関節痛、生理不順などに効果がある。
[配合される漢方薬]
葛根湯、桂枝湯、桂枝茯苓丸、安中散、柴胡桂枝湯、麻黄湯など
細辛(サイシン)「ウマノスズクサ科」
サイシンの根、および根茎
悪寒を取り除き、水の滞りを治す。
[配合される漢方薬]
小青竜湯、苓甘姜味辛夏仁湯、麻黄附子細辛湯、川芎茶調散など
車前子(シャゼンシ)「オオバコ科」
オオバコの種子
熱を除き、利水作用があり、目にも効果がある。
[配合される漢方薬]
牛車腎気丸、五淋散、清心蓮子飲、竜胆瀉肝湯など
今回は生薬特集を書かせてもらいました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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