私は大学時代から硬式テニスを始め、約30年近く趣味程度に硬式テニスをやってきました。途中5年ほどブランクがある時期もありましたが、子育ても落ち着いた40代から再び週1ペースでスクールに通い始めました。
スクールに入るにあたって心に決めていたことが、今まで使ったことのないラケットメーカーを使うという事でした。私は大学時代プリンスから始まりヨネックスをメインに愛用していました。その当時のラケット市場としてはウィルソンとヨネックスが多くを占めていたように思います。その後2000年に入ってからバボラが台頭してきました。その当時は仕事が忙しく、テニスをする機会があまり無かったのですがバボラというメーカーが出てきていることだけは知っていました。いつかバボラを使ってみたいという思いはずっとあったのですが40歳になるまでなかなかその機会は訪れませんでした。
そこで新たにテニスを本格的に始めるに当たってバボラの王道的ラケットピュアドライブを購入しました。
バボラ ピュアドライブ使用感
私が購入したラケットはピュアドライブの2018年モデルで日本では7代目のモデルになるようですが鮮やかなブルーを基調とした大変美しいラケットでデザインを見ただけで好きになりました。
実際打ってみて感じたことはボールを打つ感触がないほど軽くボールが飛んでくれるのです。これは結構衝撃的でした。いままで使ってきたラケットは打ったときにぐっとくるボールの重みを感じるのですがピュアドライブに関してはボールが軽く感じます。それでいてちゃんと飛んでくれる。これは一体何なんだ?と思わず戸惑いました。さらに、自分はどちらかというとフラット系の打ち方なのですがなぜか自然とスピンがかかるんです。ラケット性能の進化というか、10年もラケットを買っていなかった自分としては驚きとしか言いようがありませんでした。
ただ自分として一つ不満を上げるとするとボレー時の面振れでした。これは自分の技術不足からかもしれませんが、ボレー時のボールコントロールを上手くすることができなくて飛びすぎる事が多かったです。
それ以外は特に不満は無く、ストロークの強いボールにも打ち負けることがない凄いラケットだと思います。
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ヘッド ラジカルMP使用感
ピュアドライブを使用し始めて約1年、そろそろまた新しいラケットが欲しくなってきました。そこで以前より一度は使ってみたかったヘッドのラジカルMP2019年モデルを購入することになりました。
ラジカルと言えばアンドレ・アガシですよね。私が大学時代に最も憧れた選手はアガシでした。ベースラインからバンバン打ち合う現代テニスの基礎を築いたのはアガシではないかと自分では思っています。そのアガシが使っていたラケットを一度は使ってみたくて購入しました。
初めて打った印象。ボールが全然飛ばない!!テンションを55Pで張ってしまったのもあるのですが、ピュアドライブと比べると全く前に飛んでくれません。ピュアドライブと比べるとボールを打つ衝撃が腕に伝わりやすくてラケットの堅さを感じます。これには驚きました。後から知ったのですがヘッドのラケットは全体的にボールを飛ばすと言うよりはコントロールを主体としたラケットが多いそうです。アガシがあんなにバンバン打っていたので激しい打ち合いができるのではないか?と思っていたのですが自分の力量では相手コートのサービスラインを越えるのがやっとぐらいのボールしか打てません。
さらにピュアドライブほどスピンが掛からなくてフラット系のボールになります。自分の打ち方に忠実なボールが出るという印象です。ボレーに関してはとても打ちやすくて面振れしにくいです。ヘッド独自のグラフィック360の威力だと思います。さらに素敵なのは打球音がとてもいい。パンと言う音では無くてポコンという音?分かりにくい表現ですが自分的に気持ちがいい音です。結構ラジカルが好きという人の中には、打球音が好きと言う人が多いです。
テンション55Pではあまりに飛ばなさすぎたのでその後46Pに張り直したのですが自分的にはこのぐらいのテンションがとても良かったです。ベースライン近くまでボールが飛ぶようになりましたし、適度にスピンも掛かるようになりました。ラジカルに慣れてくると段々ボールコントロールのしやすさが分かってきます。例えばダブルスのアドコート側から逆クロスをサイドラインギリギリに打つことも狙って打てるのです。これは今までのラケットではここまでコントロールできませんでした。ラジカルの凄さというか、ヘッドラケットのコントロール重視という意味が使っているうちに段々と分かってきた印象です。
ヘッド エクストリームtour使用感
ラジカルを買ってから約1年、またしてもラケットを買ってしまいました。よく考えたら3年間で毎年1本ずつラケットを買っているとはなんとも贅沢な感じですが一度ハマるとどんどん新しいラケットを試してみたくなるのは仕方がないことかと自分に言い訳をしてます。
買ったのがヘッドのエクストリームtour。ラジカルを使っていくうちにすっかりヘッドの魅力に取り付かれてしまったわけですが、同じヘッドの別のラケットも使ってみたいと思うようになってきました。やはり欲しくなったのはジョコ様愛用ラケット、SPEEDですね。ラジカルもそうですが、SPEEDも一度は使ってみたいという思いは自分にありました。ところがです、自分が通っているテニススクールのラケットキャンペーンにSPEEDがちょうどモデルチェンジで置いて無くて、あったのがプレステージ、グラビティ、バーン、エクストリームでした。ヘッドはモデルが多すぎてどれも試してみたくなるという誘惑に駆られてプレステージとグラビティを試してみたのですが、プレステージは自分には重すぎて扱えないなと思いましたし、グラビティに関してはラジカルとそんなに変わらないのではないか?(あくまで個人的な意見ですが)という印象で、バーンはあまり色が好きでは無かったので試打すらしなくて、最後にあまり候補になかったエクストリームを試打してみました。
最初はエクストリームMPを打ってみたのですが、これまでのヘッドのイメージを180度覆すようなスピンが打てるのです。それも普通に打ってスピンが掛ってくれて、それでいてベースライン際までボールが飛んでくれる。本当にヘッドのラケットか?と思うようなボールの出方です。どちらかと言うとピュアドライブに近いようなラケットでした。
大変打ちやすいラケットだったのですが、でもその打球感だったらピュアドライブでも良いかなと思い、次に試したのがエクストリームtourでした。
エクストリームMPが重量300gのフェイス100平方の黄金スペックに対してtourは重量305g、フェイス98平方と少し小ぶりですが、ラジカルも98平方なので自分的には振り抜きの良さはMPに比べてtourの方が良いイメージです。
それでいてラジカルよりも飛んでくれるので自分的にはまさに理想のラケットのような印象を受けました。実際買って半年近く使ったのですが、最初はラジカルよりコントロールがしにくくて、やっぱりラジカルにしようとラケットを持ち変えることもあったのですが最近はtourに慣れてきて、ラジカルよりはパワーがあるのでエクストリームがお気に入りになってきました。
エクストリームはまだまだ可能性を秘めたラケットのような気がするので打ち込んでいって自分の物にしていきたいと思っています。
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今回はバボラ|ピュアドライブ ヘッド|ラジカル ヘッド|エクストリーム ラケットを使ってみて私が感じた事を書かせてもらいました。何かの参考にしていただければ幸いです。
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