熱中症や夏バテに使われる漢方薬

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今回は生脈散について取り上げてみたいと思います。

夏の暑さもひと段落着いたとは言え、まだまだ暑い日々が続いています。

熱中症で救急搬送される方が大変多くなっていますが生脈散はそんな熱中症の治療や予防にも効果的です。そして、一般的な医療現場で使われている清暑益気湯も生脈散をベースにした方剤です。

では、どういった方剤かを見ていきましょう。

構成成分

生脈散

人参 麦門冬 五味子 

清暑益気湯

黄耆 人参 麦門冬 白朮 当帰 五味子 陳皮 黄柏 甘草 

人参・・・強心作用、血圧上昇作用、水分保持作用がある

麦門冬・・・滋養強壮作用、水分を補う、強心作用、血圧上昇作用

五味子・・・止汗作用

どんは人に効果的か?

熱中症、夏バテ、運動などで大量の汗を掻いたあとの体力低下時など

生脈散は失われた水分を補う事に重きが置かれていますが、清暑益気湯は補気剤が配合されており滋養強壮の側面がつよいです。

そのために、夏バテの予防として夏場に継続して服用するには清暑益気湯が適しています。

服用にあたっての注意点

炎症が強い場合は適さないことがあります。

清暑益気湯には甘草が入っており浮腫などの副作用に注意して下さい。

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