冬野菜の中心的存在、大根について|育て方と栄養を紹介

スポンサーリンク

今回は冬野菜代表の一つ、大根について書かせてもらいます。

大根と言えば、おでん、味噌汁、煮物、大根おろし、たくあんなど様々な料理に使える大変重宝する野菜ですね。

我が家の家庭菜園でも毎年欠かす事の出来ない野菜です。

大根の魅力として、美味しさや使い勝手の良さの他に栽培のしやすさがあります。

ほぼ種をまいておけば勝手に芽が出てきてくれて、大きくなってくれるのでとっても作りやすい野菜だと思います。

そんな大根の紹介をしたいと思います。

大根の歴史

大根の歴史としては諸説あるようですが、地中海または中央アジアが原産と言われています。

日本には弥生時代に伝わったと言われていて、日本書紀の中にも記載があるとのことです。一般的に食べられるようになったのは江戸時代あたりからと言われています。

Wikipedia参照

栽培

大根は大変栽培しやすい野菜です。春まきと秋まきがありますが、一般的に作られるのが9月頃に種をまく秋まきが多いです。寒くなってきた12月ごろから収穫が可能です

大根栽培にとってまず大切なのが土作りです。大根は根が地中深く伸びていくので、伸びる先に石や土の塊があるとそこから根が分かれてしまって曲がってしまうなどいびつな形になってしまいます。

そのためなるべく土を深く掘り起こしてやわらかくし、石や土の塊をなくす必要があります。大根栽培の約半分はこの土作りにかかっていると言っても過言ではありません。

土を耕した後は畝を作り、そこに株間30cm間隔に4~5粒点まきし軽く土を被せていきます。

約2週間もすると芽が出てきて葉も付いてきます。本葉が2枚になった頃に1回目の間引きをして2~3本の芽にします。

その後本葉が5~6枚になったころに1本にします。

肥料はそれほど必要はないですが、1本に間引いた後に畝の端に牛糞や鶏糞を与えてやります。

種を植えてから2~3ヶ月後、葉も大きくなり根も太くなった頃に収穫します。

大根の栄養

大根はほとんどが水分で出来ているので栄養があまりないと思われがちですが、そんな事はありません。大根にしかない栄養素もあるので積極的に摂りたい野菜です。

大根の根の部分

ジアスターゼ

大根の根の部分にはジアスターゼと言われる消化酵素が多く含まれていて、デンプンの分解や胸焼けや胃もたれを改善します。

イソチオシアネート

大根の辛みの成分で抗菌作用、血栓予防、抗がん作用を期待出来ると言われています。

ビタミンC

抗酸化作用が期待でき肌の健康も保てますし、美白にもいいです。

大根の葉の部分

大根の葉の部分は捨ててしまうことが多いですが、実は葉の部分にも栄養がたっぷりと含まれています。

βカロテン

根の部分には含まれていないβカロテン(ビタミンA)が豊富に含まれていて、抗酸化作用や免疫を上げる効果が期待でします。

カルシウム

骨や歯を丈夫に保つために欠かせないカルシウムも大根の葉には含まれています。

このように、大根は大変育てやすく、様々な栄養が含まれたすばらしい野菜です。

是非冬場の健康維持に積極的に摂取してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました