今回は眼精疲労について書かせてもらいます。
私たちは現代社会において職場でパソコン画面を眺め、休憩時間にはスマホ片手に意味もなくYahooニュースなどを眺め、家に帰ってくればまたパソコン、スマホを眺めるという1日の中で多くの時間、ディスプレイを見ています。
おのずと目を酷使し、かすみ目、疲れ目、目の痛みなどの眼精疲労を煩う事が多いです。
眼精疲労とはどういう物か、そしてその対処方法についてです。
眼精疲労とは
長時間の目を使った作業を続けたり、同じ焦点を長時間見続けたりすることにより目の疲れ、目の痛み、かすみ目、まぶしさ、などを感じ、睡眠や休息を取っても回復しない状態。
眼精疲労に効果的な医薬品
眼精疲労に関しては病院で処方される目薬としては
ビタミンB2、B12が配合された点眼薬です。
ビタミンB2は新陳代謝などを正常に保ち、目の炎症を改善します。
ビタミンB12は末梢神経の修復などにより眼精疲労を改善します。
[主な目薬]
ビタミンB2・・・フラビタン点眼液、FDA点眼液など
ビタミンB12・・・サンコバ点眼液、シアノコバラミン点眼液など
眼精疲労に効果的な市販薬
市販薬としては内服薬から点眼薬まで様々あります。
主な医薬品として
ⅰ、疲れ目、充血の点眼薬
ビタミンB2、B12、ナファゾリンなどが配合されている点眼薬
例)ロートv12、サンテメディカル12など
ⅱ、かすみ目の点眼薬
タウリンやネオスチグミンが配合された目薬
例)スマイル40プレミアム、ロートゴールド40など
ⅲ、内服薬
ビタミンB2、B6の含まれたビタミン剤中心。
例)キューピーコーワゴールドiプラスなど
眼視疲労に効果的な漢方薬
漢方の考え方として目の疲れは目だけを見るのではなく体全体を見ます。
そして特に重要なのが5臓のなかの肝です。
肝は目に開窮するという言葉があるように、肝の症状が目に現れてきます。
ですので、肝を補う方剤が結果として目も補います。
ⅰ、目が乾燥してものがぼやけたり、手足が冷える、めまいや耳鳴りが起きるなどの症状がある時
杞菊地黄丸・・・
目に効果的な枸杞子、菊花が入っている。また地黄の補腎作用により目に潤いを与える。
ⅱ、目に疲れがあり不眠などの症状がある場合
人参養栄湯、帰脾湯・・・四物湯がベースにあり、安神剤の遠志が含まれている
ⅲ、目が張ったような疲れ、目の痛み、充血、目やになどがある場合
竜胆瀉肝湯・・・肝の熱をしずめ、目の充血、痛みなどに効果的。
以上今回は眼精疲労について書かせてもらいました。
なお、薬剤の使用にあたっては医師、薬剤師に相談してくださね。
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