今回は2020年、年明けから大変猛威を振るっている新型コロナウイルスについて調べてみましたのでブログに載せました。
ウイルスの特徴、致死率、感染方法、対処法などについてです。
コロナウイルスとは
コロナウイルスは普通風邪の10%~15%ぐらいの原因となるウイルスで日常的に存在するウイルスです。ところが、変異などで強力になったウイルスに対する耐性が出来ていないときに人間に猛威を振るいます。
私が記憶しているコロナウイルスとして2003年に猛威を振るった重症呼吸器症候群(SARS)があります。
2003年12月のWHOの報告によると疑いを含む感染者は約8000人、そのうち約800人弱が重症の肺炎で亡くなられました。(致死率9.6%)
感染源としては当初はハクビシンからと言われていましたが、コウモリが原因と考えれています。
死亡された方は高齢者、心臓病、糖尿病などの基礎疾患をもたれた方が多く、子供には感染が少なく感染しても重症化しなかったと言われてます。
また、2012年に中東で猛威を振るった中東呼吸器症候群(MERS)も比較的最近の新型コロナウイルスであり印象に残っています。
こちらはWHOの報告への報告によると約2500人に感染し、約800人の方が亡くなられている。(致死率34.4%)
致死率は大変高い値を示しているが、感染しても重症化する人は少なく顕在化した人は少ないと言われています。死亡された方はやはり高齢者や基礎疾患をもたれた方が多かったため致死率が上がっていると言われている。
新型コロナウイルスの特徴
昨年の12月以降中国の武漢市で原因不明の肺炎が増え続け、その感染はあっという間に増え続け2020年1月28日現在では6000人を越えたと言われている。
発見からわずか1ヶ月足らずでSARSを越える勢いの感染力を示しているのは驚でその感染力すさまじと思います。
新型コロナウイルスによる肺炎の主な症状としては
・発熱(インフルエンザ様症状)
・全身倦怠感
・乾いた咳
・呼吸困難(重症例)
があげられる。
潜伏期間や感染経路は現在調査中で詳しく分かっていませんが、最大で14日程度と考えられているようです。
治療法は対処療法で有効なワクチンもありません。
感染方法はよく分かっていませんが既存のコロナウイルスとしては飛沫感染、接触感染がおもな経路と考えられます。
飛沫感染・・・咳やくしゃみなどによりウイルスが飛び散りそれが他の人の呼吸器に入り感染する。
接触感染・・・感染した人のウイルスが手などを介して他の人に感染する。
新型コロナウイルスに対する対策
新型コロナウイルスに対する予防方法はまだよく分かっていませんが、既存のコロナウイルスに対する予防に準じると
マスクを着用する
ウイルスは20~300nmほどの大変小さい構造で、一般のマスクの穴は5μmと言われているのでマスクの穴を通ってしまいます。
それでも、くしゃみによる唾液に含まれているウイルスの感染予防であったり、口腔内の加湿作用があるためやらないよりは効果はあると思います。
手洗いをしっかりする
手洗いを石けんなどでしっかり洗うことでウイルスを洗い落とせ接触感染を抑えることが出来ると考えられています。
60%以上の高濃度アルコールで消毒する
コロナウイルスはエンベロープという脂質やタンパク質でできた膜で覆われています。エンベロープをもつウイルスは高濃度のアルコール消毒が有効と考えられています。
食事、睡眠をしっかり取り免疫力を高める
新型コロナウイルスが発見されたまだ1ヶ月余りですがこれほど早く感染が拡大することに正直驚きます。
こんな状況で大切なのは間違ったデマや行き過ぎた行動にとらわれることなく、冷静に自分の身を守る行動を行うことが大切なのではないでしょうか。
今回も最後までお付き合い頂き有り難うございました。
参照:国立感染症研究所HP
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