今回は鈴鹿セブンマウンテンの一つ、御在所岳の体験記を書かせてもらいます。
御在所岳は鈴鹿の山でも一番名が知れているのではないでしょうか?御在所岳ロープーウェイが有名だからかもしれませんが、知名度は抜群の山ですね。
いつか登ってみたいと思っていましたが、岩場が多く、クライミング的な要素が必要、みたいなことが書いてありなかなかハードルの高そうな山じゃないかと足が向きませんでしたが、2020年も年末だし、今年最後の山として思い切って登ってみようと思い挑戦しました。
自分が登って危険だと思ったところや失敗談などを載せてます。
アクセス
御在所岳は高速のインターからとてもアクセスが良い山です。新名神高速道路菰野IC下車、鈴鹿スカイラインを経由して菰野ICから10分程度で着きます。
駐車場は30台程度駐めれますが、人気の山と言うこともありすぐに一杯になってしまうので朝早めに行った方が良いです。
自分は朝7時半頃に到着しましたがすでに一杯で道の脇の5,6台駐めれる小さなスペースに駐めました。
登山ルート
御在所岳は主に5つの登山ルートがあります。
菰野町ホームページより
その中でも最も人気があるのが中道ルートです。
理由としては花崗岩からなる独特の山道。低山とは思えない岩場の多さ。鎖場やキレットがあり、クライミング的要素も体験出来る、などがあります。
今回自分は登り中道ルート、下り一ノ谷新道ルートで行きました。
中道ルート
大変大きな看板があるので分かりやすいです。
ここで登山届を出して、いざ出発!
先ずはウォーミングアップと行きたい所ですが、いきなり急登になります。しかも、写真の様な岩に囲まれた道が続きます。でも、足場は整備していただいてて思ったより登りやすいです。
しばらく登るとこんなガレ場も出てきます。
そして、ロープーウェイの真下を通る箇所があります。ロープーウェイは9時からなのでまだ動いてなかったですが、動いていたら迫力あるでしょうね。真下を通る箇所はここだけでした。
しばらく行くと鎖場が出てきます。でも、足場を打ち付けてくれていてとても登りやすいです。足幅はいるので背の低い女性の方は少し大変かもしれません。
登り始めて30分ほどすると、一つ目の有名なスポット「おばれ岩」が現れます。
あまりの巨大さにうまくカメラにおさまり切りませんが、肉眼では圧倒されます。どうして倒れないのか不思議なくらいです。岩と岩の間に入っての写真がインスタ映えしそうですね。
おばれ岩を越えて少し登ると遂に御在所岳山頂が見えてきました。
いつもの事ですが、最初に山頂を見たときにあそこまで登るの?とまだまだ感に襲われるのは自分だけでしょうか?
5合目まで来ると眼下に広がる伊勢湾方面の眺めが素晴らしいです。
続いて2つめの有名スポット、地蔵岩。
上に乗っかっている強大な岩が落ちないとの事で合格祈願にもなっているそうです。地蔵岩から谷側に岩場が続いていて上級者はそちらの岩場の先まで行ってましたが、自分はとてもとても。かなり危険な箇所です。写真に気を取られて踏み外すと大変な事になります。
続いての危険箇所 キレット。
5メートルくらいの垂直な岩場が続きます。でも足場は確保できますので3点支持で慎重に下りていけば大丈夫だと思います。
下から見上げるとこんな感じ。
7合目から上にははしご場もありました。それほど体力は使わないです。。
8合目の岩峰からの眺め。かなり標高が高くなってきた。
8合目の岩峰からすぐの所にある危険箇所。
岩場が続き横ばいをしないといけない鎖場もあります。
しばらく登ると、鎌ヶ岳、大黒岩、ロープーウェイが綺麗に見れました。断崖絶壁の大黒岩の上に沢山の人がいてびっくり。
遂にほぼ山頂である富士見岩に到着。
この日は大変空気が澄んでいて、富士見岩にふさわしく富士山が見れました。とは言っても富士山の山頂がちょこっと見えるだけなので写真では分かりませんが、実際見ると感動します。
さらに御在所岳山頂を目指します。
山頂まではなだらかなスキー場を通って行きます。
ついに山頂に到着しました。
コースタイムとしては2時間半ぐらいでした。混雑していなければ2時間ぐらいで登れると思います。おもったより早く着いたイメージです。
本当に天気が良くて岐阜や長野の山も見れました。
右から御岳、乗鞍、穂高、槍ヶ岳。いつか登りたい。
一ノ谷新道ルート
山頂で1時間ほど食事をしたりのんびりしてから帰りは一ノ谷新道ルートを下りました。
一ノ谷新道はロープーウェイを挟んで中道ルートとちょうど反対側になります。
ロープーウェイ山頂から下りていくと看板が現れます。
結構細くてこの道で合っているのか不安になります。
中道とは全く違って木々に囲まれた険しい道を行きます。木の根が凄くてびっくり。
今度はロープーウェイを逆側から見れます。それにしてもこんな険しい山によくロープーウェイを作ったもんだ。
さらに尾根沿いを下りていきます。
赤や黄色のテープでルートを示してもらっているのでたどって下りていくのですが結構分かりにくい所もあり、実際1カ所ルートを外れてしまいました。早めに気づけたから良かったですが、危ないところです。
戻って見てみると、親切な方がマスクでこっちはダメと教えてくれていたではないですか😲
またよく見ると枯れ木でこっちはダメと教えてくれてあったのに見落としてしまいました。
まだまだ未熟。
こんな変わった岩もありました。キノコ岩らしいです。でもこれが見れたらゴールはすぐそこ。
下りのコースタイムは約2時間でした。ルートを外れて引き返したので1時間半ぐらいでも降りれると思います。
今回は初めて登った御在所岳の登山体験記を書かせてもらいました。
大変変化に富んだ素晴らし山で、人気である訳がよく分かりました。
大黒岩に行けなかったのが心残りなので来年の近いうちに別ルートでまた登りたいと思います。
最後まで読んでいただき有り難うございました。
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