なすの魅力について|栽培から料理までを紹介

スポンサーリンク

今回は夏野菜の代表的存在であるなすについて書かせてもらいます。

私はナスが大好きです。子供の頃はナスの噛み応えのないにゅるっとした食感があまり好きではなかったんですが、年を追うごとに好きになってきて今では無くてはいられない野菜になりました。

揚げなす、焼きなす、煮なす、漬物、カレーに入れるなどバラエティーに富んだなすについての紹介です。

なすの歴史

なすの歴史をしらべてみると実に大昔から人々の食の中で欠かせないものだったことが分かります。元々はインドが原産国だったようですが、有史以前から育てられていたようです。それから時が過ぎ5世紀頃の中国に伝わり、日本には7,8世紀の奈良時代頃に伝わったようです。大変古くから日本人に食されてきた野菜と言えます。

なすの栽培

現在の日本でのなすの栽培は地域によっても栽培時期は違いますが、一般的には4月下旬に苗を植え付けて6月中旬頃から収穫出来るぐらいに実が育ち、そのまま上手く育てていけば10月頃まで収穫が可能なとても収穫時期の長い野菜として重宝されます。特に秋なすは実もやわらかくて美味しいですね。

ただ、毎年同じ場所に植えると連作障害が起きやすいので、場所を変えて植える必要があります。

なすの品種

なすにはとても沢山の品種があります。形から分類しても中長なす、長なす、大長なす、卵形なす、丸なす、小丸なす、米なすなどがあります。その中で最もポピュラーで良く育てられているのが中長なすと長なすです。

中長なすの品種としては「千両なす」が有名です。スーパーでよく見かけるなすで、煮物、焼き物、炒め物、漬物など様々な量に使いやすいなすです。

長なすは見た目から細くて長いなすです。大きさも縦の長さが15センチ以上はあります。

品種としては西日本では「築陽」や「黒陽」などが有名です。焼きなすにして食べると特に美味しいです。

なすの栄養

よくなすは栄養がない野菜と言われがちですが決してそんな事はありません。食物繊維はもちろんのこと、ポリフェノールやカリウム、葉酸などが含まれています。なすに栄養が少ないと言われるのは実は体積の90%以上が水分からできているので食べる量の割に得れる栄養はすくないです。

カリウムは体の余分な水分や塩分を体の外に出してくれるので高血圧の予防やむくみの改善に効果が期待出来ます。また体を冷やしてのぼせやほてりにも効果的なので夏バテの改善にもいいです。

ポリフェノールはなすの皮の部分に多く含まれています。紫色の色素を持つもつナスニンには抗酸化作用があり免疫力向上やアンチエイジングにも効果的です。

食物繊維は便秘の予防、改善はもちろん、血糖値の上昇を緩やかにしてくれたり血中コレステロールを低下させる働きがあります。動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病の予防にも効果的です。

なすの料理について

なすの料理について大切な事は皮をむかないで料理をするということです。なすに含まれるポリフェノールは皮に多く含まれるのでそんな貴重な栄養部分を捨ててしまってはもったいないです。

またナスを水にさらしてあく抜きをするのも、さらしすぎるとカリウムやナスニンが水に溶けてしまって栄養素が流れ出してしまうので短い時間にするようにした方がいいです。

なすは大変油を吸収しやすいので揚げなすなどの調理は大変甘味も出て美味しいのですが、カロリーが高くなるので、食べ過ぎには注意してください。

味噌汁に入れて食べるのも美味しいですが、なすの栄養素は水に溶けやすいので汁も残さず食べましょう。

油炒めはなすの表面を油でコーティングできて栄養素が逃げにくくなるのでおすすめです。

今回はなすについて書かせてもらいました。是非、なすを使った料理で健康管理に役立ててみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました