最近、サバ缶のブームで品薄のニュースをよく耳にします。私の家でサバ缶をあまり食べないので全くブームについて行けていないのですが、世間では大変人気があるようです。
どうしてそこまでの人気があるのか?今回は調べてみました。
ブームの火付け役になったのが、テレビのある番組で「サバ缶がダイエットに効果的」と言われたことがきっかけになったようです。
またダイエットか(+_+)
本当に昨今のダイエットブームはすごい!!!!
ロカボダイエット、りんごダイエット、トマトダイエット、ヨーグルトダイエット、こんにゃくダイエット、ナッツダイエット、朝食抜きダイエット、食物繊維ダイエットetc
どんなけ出てくるんだーーー、と言いたくなるほどダイエット産業が次から次へと現れては消えていきますね(>_<)
そういう自分も高校生の時は相当ダイエットを気にしていました。男がダイエット?と思うのですが、当時の自分は顔がぽっちゃり、太ももが太い、お腹もぶよぶよという水太り体質でした。
なんとかぽっちゃりした頬をすっきりとした小顔にしたい、そんな思いから色んな事を試しました。
石けんマッサージ
これはお風呂に入ったときに洗顔料を泡立てて、頬だけを集中的に何度も何度もマッサージしながら洗う。毎日5分以上は洗っていたのではないでしょうか?肌はボロボロ(–;)
鏡の前でのあえいうえおあお体操
毎朝鏡の前で大きな口を開けてあえいうえおあおと何度も繰り返す。
荒技サウナ療法
湯船につかり、頭の上から風呂板を載せてお湯と板の間をサウナ状態にして数十分過ごす。
などなど、今思えばかなり危険な事をしていたなっと(^_^;)
そんな努力もむなしく、ぽっちゃり顔は変わらず・・・・・。
今となっては加齢により頬はこけてしまったが、今頃こけても遅し。
かなり話が脱線したので、サバ缶に戻ります。
どうしてサバ缶がダイエットに良いと言われているのか?
こちらはいわしや鯖に多く含まれている「EPA」がどうやら主役となっています。
EPAとはイコサペント酸エチルの略で青魚などに多く含まれている、体内では合成できない必須脂肪酸です。
医療用医薬品にもあり、動脈硬化や中性脂肪を下げる薬として使用されています。
では、どうしてEPAがダイエットに効果的なのか?
こちらはもう一つのキーワードとなる「GLPー1」という体内物質が関係しているようです。
GLPー1は医療現場では糖尿病の方に出される薬に関係します。
人は食事をした際に小腸よりGLP-1が分泌され膵臓に働く事によりインシュリン分泌を促し、逆にグルカゴン分泌を抑えることにより血糖値を下げます。
ところが、GLP-1はDPP4という酵素によって速やかに分解されてしまうのでそのDPP4の働きを邪魔する薬が使われるようになりました。
でも、そのGLP-1がどのようにダイエットに関係するのか?今ひとつピント来なかったのでその他の作用も調べてみると
食欲を抑えてたり、胃の内容物の排出速度を遅らせるなどの作用もあるようです。
どうやら、GLP-1のダイエット作用は後から書いた作用に寄るところが大きいようです。
そしてサバなどに多く含まれているEPAがGLP-1を小腸から排出されやすくさせる。
と言うのが、ダイエットブームの火付け役になったようです。
ここで、自分としての疑問なんですが、そもそもサバ缶を食べている人は食欲が落ちているのか?そして、毎日サバ缶を食べ続けて大丈夫なのか?
そこで、大手のマルハニチロさんの代表的なサバ缶水煮をしらべてみました。
1缶分(190g)あたり
エネルギー 317kcal たんぱく質 26.8g 脂質 23.4g 炭水化物 0g
ナトリウム 726mg 食塩相当量 1.8g
マルハニチロ ホームページより
成分をみるとまずエネルギーが1缶で317kcalとかなり高めです。ご飯1杯普通盛りで200kcalちょっとですからカロリーだけ見ると結構あります。
ただ、注目なのが炭水化物が0gです。煮込みや味噌煮が16gぐらいあるのに対して0gはとても重要だと思います。最近のロカボダイエットのようにタンパク質、脂質を多く摂り、炭水化物を極力減らす食事に似ています。
食べるのは水煮にした方が良さそうです
最後に、塩分相当が1.8gというのはいただけない。
日本人の目標摂取量が1日男性8g、女性7gなのに、サバ缶だけで4分の1近く摂ってしまうのはどうなのかと思います。
まとめ
やはり多くのホームページでも言われているように食べるなら1日1缶にした方が良さそうですね。
そして、極力味付けはせずに繊維の多い大根などの野菜と混ぜてサバ缶だけの味付けで食べると良いかと思います。
今回はこの辺にしたいと思います。次回は、もう少しEPAについて取り上げたいと思います。
最後まで読んでくださり有り難うございます。
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