僕の中学と高校時代、試験前に必ずと言っていいほど食べたものがあります。
それは、タマネギスライスとツナの和え物。
これは私の母がどこから仕入れた知識か分からないのですが、
タマネギスライスが頭を良くする
という情報から始まりました。自分も最初は本当かと思って半信半疑で食べていたと思いますが、おそらく食べた後のテストがたまたま良かったのか、「おっ、これは効果があるんじゃないか?」と思い込み、その後テスト前になると毎回母にタマネギスライスとツナの和え物を作ってとお願いしていたと思います。
中学時代は不思議な事にタマネギスライスを食べた後はことごとくテストの結果も良かったのだと思います。タマネギスライスのお陰か分かりませんが、目標としていた高校に進学することが出来ました。
高校に入ってからさすがに毎回テストで良い結果が出せることはなくなりましたが、それでもテスト前にはタマネギスライスを食べていたのではないでしょうか?
その頃は何の根拠もなく願掛けに似た感じで食べていたのですが、今となって考えてみると結構理にかなった食べ物ではないかと思います。
タマネギに含まれるアリシンという成分
アリシン【allicin】
たまねぎやにんにくに含まれる特有の刺激臭(香気成分)や辛味成分。たまねぎやにんにくなどに含まれる含硫化合物であるアリインが傷つけられると、酵素アリナーゼの作用によってアリシンが生成される。にんにく、たまねぎ、長ねぎ、にら、らっきょうなどに多く含まれる。体内でビタミンB1と結合してアリチアミンとなり、ブドウ糖からのエネルギー産生に効果を発揮するほか、疲労回復、新陳代謝の活性化、血栓の予防、風邪の予防・改善、血中脂肪の燃焼促進、コレステロール値の抑制、がんの予防などの作用があるとされる。◇「硫化アリル」、「アリル化合物」とも呼ぶ。
出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報
引用元 コトバンク
これを見ると良いことばかりの成分ですね。
さらに分かったことはタマネギを単に切るだけでなく細かくスライスすることにより、沢山出てくる成分だったのです。
このアリシンがどうしてすごいのかと言うと、ビタミンB1の吸収を助ける作用があるみたいです。
ビタミンB1は水溶性のビタミンで吸収がとても悪くて、食事から摂っても尿中に排泄されてしまうのですが、アリシンと結合してアリチアミンとなると腸からの吸収が上がり疲労を回復したり、ブドウ糖の代謝を助けます。
脳での唯一のエネルギー源がブドウ糖ですから、ブドウ糖を効率的に代謝させる事により脳の活動が活発になることが期待できます。
また血液をサラサラにする効果もあるので脳への血流も良くなり酸素供給量も上がるのではないかと考えられます。
そんなことを踏まえると、テスト前にタマネギスライスを摂ると言うことは脳の効率化アップには良いのではないかと思えてきます。
EPAを加えることによりさらなる相乗効果が生まれる
さらに効果的なのが、タマネギスライスとツナを混ぜると言うこと。
前回のブログでもとり上げましたが、サバ缶やシーチキンなどの青魚を素材としたものにはDHAやEPAが豊富に入っています。
そしてEPAの効能として血液サラサラ効果があるのです。
ですので、タマネギスライスとツナを混ぜることにより血流促進の相乗効果が生まれるのではないかと考えられます。
食べ過ぎには注意
そんな脳にも体にも良いことばかりのタマネギスライスなのですが、食べ過ぎには注意が必要です。
もともとアリシンは抗菌、殺菌作用があるので食べ過ぎると腸内細菌をやっつけてしまったり胃を荒らしてしまったりと良くないことが起きます。
ですので食べ過ぎには注意しないといけません。
まとめ
以上の事を踏まえると、タマネギやニンニクは疲労回復、血流促進、脳の活性化アップなど良いことづくしです。
ひょっとしたら受験前はカツ丼にタマネギスライスをのせて食べると、最強の食べ物になるのかもしれませんね(*^o^*)
今回はタマネギスライスについて取り上げてみました。
自分の受験時に母の作ってくれたタマネギスライスは欠かすことの出来ないエネルギー源でした。
このブログをおかりして母には感謝したいです。
今回も最後まで読んでくださり有り難うございました。
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