脂質異常症治療薬|コレバインについて

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こんにちは、私は普段調剤薬局で働いている薬剤師です。

今回は脂質異常症治療薬に使われる薬剤の中で、コレバインについて書かせてもらいます。

コレバインとはどんな薬?

コレバインは陰イオン交換樹脂に分類される医薬品です。コレバインがどの様にコレステロールを下げるかを簡単に説明すると、まず肝臓から消化管に分泌される胆汁酸が関係します。

胆汁酸は消化酵素として肝臓でコレステロールから作られ十二指腸に分泌されます。分泌された胆汁酸は小腸を通り小腸下部から門脈を経由して再び肝臓に戻ってきます。これを腸肝循環と言います。

コレバインを服用すると消化管内で胆汁酸と吸着することにより腸肝循環を妨げ、胆汁酸の肝臓への戻りを減らします。すると肝臓内での胆汁酸の量が減り、肝臓はさらにコレステロールを使って胆汁酸を作ろうとするので必然的に肝臓内のコレステロールの量が減ります。

肝臓内で足りなくなったコレステロールを補おうと血中のコレステロールを肝臓内に取り込む結果として血中のコレステロールの量が減ります。

コレバイン錠500mg ミニ(顆粒)83%1.81g/包の用法、用量、副作用

用法、用量:1回1.5g(ミニ1包又は3錠)1日2回朝夕食前 1日最高4g

禁忌:腸閉塞、胆道完全閉塞

相互作用:テトラサイクリン、フェノバルビタール、甲状腺及びチロシン製剤、ジギタリス、胆汁酸製剤、エゼチミブ、カンデサルタン

副作用:腸感穿孔、腸閉塞、横紋筋融解症、便秘、腹部膨満感、吐き気、下痢、肝機能上昇、発疹、動悸、頭痛、倦怠感など

コレバイン服用にあたっての注意事項

・十分量(200ml程度)の常温の水又は冷水で服用してください。喉の奥に薬が残った場合はさらに水を足してしっかりと送り込む。コレバインは吸湿性が高く水分を含んで膨張するため、誤って気道に入ってしまった場合、膨らんで気道を塞いでしまうこともあるので十分量の水で流し込む必要があります。

・コレバインは温水では飲んではいけません。温水で飲むと直ちに膨らんでしまい飲み込めない事がありますし、気道に詰まるリスクが増えるため必ず常温の水又は冷水で服用してください。

・他の薬と一緒に服用すると吸着作用により他の薬の吸収を妨げる可能性があるので可能な限り時間を空けて服用してください。

・コレバインは腸管内で水分を含んで膨張し硬くなり便秘を引き起こす事がありますので、便秘症の方は注意してください。

参照:田辺三菱製薬WEBサイト 今日の治療薬

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