銀翹散について

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今回は銀翹散について取り上げてみたいと思います。

銀翹散とはあまり聞き慣れない漢方薬ではありますが、実は喉の痛みや炎症を伴う風邪などに大変効力を発揮します。

風邪には大きく分けて2種類のタイプがあると言われていて

一つは寒気を伴う風邪

こちらは寒気がして節々が痛み、ブルブルと震え、熱を測ると38度以上の高い熱があると言う様な症状の風邪です。

インフルエンザの症状などは上の様な症状が当てはまります。

この時に効果的なのが、麻黄湯や葛根湯などのいわゆる麻黄が入った漢方薬です。

もう一つは熱い風邪

こちらは体が汗ばむように熱くなり、喉が痛むような症状で、熱を測るとそれほど高くないような症状の風邪です。

このような症状に使われる漢方が銀翹散です。

銀翹散は2003年に猛威を振るったSARSに対して一定の効果があったことで有名になりました。

今回の新型コロナウイルスに効果があるかどうかは今のことろ分かりませんが、一定の効果はあるのではないでしょうか?

それでは銀翹散がどういった薬であるか見ていきましょう。

配合生薬

連翹(れんぎょう)、金銀花(きんぎんか)、桔梗(ききょう)、薄荷(はっか)、淡竹葉(たんちくよう)、甘草(かんぞう)、荊芥(けいがい)、淡豆豉(たんずし)、牛蒡子(ごぼうし)

金銀花、連翹・・・消炎、解熱、抗菌、抗ウイルス作用

桔梗・・・鎮咳、去痰

淡竹葉・・・解熱作用

荊芥・・・発汗作用

薄荷、荊芥・・・消化を助ける

牛蒡子・・・消炎、鎮痛、鎮咳

どんな効果があるか?

発汗作用がうまく出来なくて、熱をうまく逃がせないような症状に効果的。また喉の痛みが激しいとき、抗菌、抗ウイルス作用がある。

また同じく抗ウイルス作用がある板藍根と一緒に飲むとさらに効果的。

服用にあたっての注意点

甘草が含まれているので低カリウム血症に注意して下さい。

胃に負担が掛かることがあります。

服用にあたっては専門家にご相談下さい。

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