オミクロン株に対する私の対処方法|漢方薬の効能

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昨年末あたりから世界で猛威を振るっているオミクロン株ですが、今年に入って日本でも急速な拡大を見せております。第5波で記録した日本における1日の最大感染者数が2021年8月20日につけた25851人でしたが、2022年1月中旬ごろから日本においても急速にオミクロン株の感染が広がりついに2月5日には全国の1日の新規感染者数が10万人を超えるという驚異的な広がりを見せています。

2月20日現在でも一日の全国感染者数は若干減ってきていますが依然として8万人ほどの新規感染者が報告されていて高止まりが続いています。新型コロナウイルスが流行し始めた当初は高齢者を中心に感染する人が多かったのですが、ワクチンが普及するに連れて流行が徐々に低年齢化するようになり今では10代の感染も増え、全世代誰がかかってもおかしくない状況です。

2月19日までに日本人の新型コロナ感染の延べ人数は500万人近くになっており、何度も感染された方もいるかとは思いますが単純に計算して日本人の約20人に1人が感染している計算になります。その数字に驚きますし、今となってはマスクやアルコールで感染対策を十分していたとしてもいつ感染してもおかしくない状況です。

オミクロン株はデルタ株に比べて重症化しにくいと言われていますし、実際肺炎などの重篤な症状は出にくく症状としては喉の痛み、発熱、咳などの今までの風邪症状と同じような症状が多いのですが、感染者の母体が多いので医療機関の対応が逼迫していてすぐに受診できなかったり、何時間も車の中で待機しないといけない状況です。

私が働いている調剤薬局でも今年に入ってからは「家族の方が感染し濃厚接触者になってしまったので家から出ることが出来ず薬を配達してほしい」という依頼がよく来るようになりました。小学校や中学校でクラスターが発生し学年閉鎖になるケースも増えています。

国としてはワクチン接種を積極的に勧めていて3回目のワクチン接種も2回目接種から6ヶ月が過ぎれば打てるようになりました。さらに3月からは5歳~11歳までの小児もワクチン接種が出来るようになります。

ただワクチンを接種したとしても完全に感染を防ぐことは出来ず、実際に3回目のワクチンを接種しても新型コロナウイルスに感染したという人は周りにもいます。

私達の不安の根源にあるのは、実際に新型コロナウイルスに罹っても現在認可されている薬が限られているということではないかと思います。昨年末に新型コロナウイルス経口治療薬であるラゲブリオ、そして今年に入って2つ目の経口治療薬であるパキロビットパックが承認されましたがいずれも使用は現時点では限定的で重症化しやすい患者さんへの投与という制限がついています。

ですので、高齢者や基礎疾患のある成人の方以外の健常人が新型コロナに罹ってもなかなか使えない状況です。それ以外の治療薬としては喉の痛みや発熱に対してはカロナール(アセトアミノフェン)が処方されているのが現実です。

カロナールは対症療法ですので実際に発熱や咽頭痛、頭痛があり苦しい状況を和らげるための服用になりますが、もっと早く新型コロナウイルスを予防する目的で薬を飲むことができないか?ということで実際私が飲んでいる薬が漢方薬です。

漢方薬の良いところは病気が発症する前の段階から服用が出来る点にあります。いわば未病の段階で新型コロナ感染予防として飲めます。そしていざ体調がおかしいなと思ったらすぐに治療のための漢方薬に切り替えて段階を踏んで薬を変えていけるので体調に合わせた自己治療が可能です。

そこで私がやっている予防法を紹介したいのですが、あくまで私個人がやっている事ですので服用に関しては自己責任でお願いします。

まず日頃から体の防御として飲んでいるのが玉屏風散という薬です。名前の通り体の前に屏風(ビョウブ)を立てて邪気を防ぐという意味があるそうです。配合されている生薬としては黄耆、白朮、防風の3つのみ。黄耆と白朮で補気(免疫を上げ)防風で邪気を追い払う作用があります。

玉屏風散が手に入らないときは補中益気湯でも良いかと思います。同じく免疫を高めることによってウイルスに罹患しにくくします。

そして実際に喉の違和感や体の倦怠感などが出てくるようなら銀翹散を服用します。

こちらには金銀花、連翹などの抗菌作用のある生薬が含まれていて喉の痛みや発熱などに効果的です。自分は銀翹散を水に溶かしてからその水で少しずつ喉をうがいしながらそのまま飲み込みます。そうすることで、直接喉に薬が浸透するのでより効果的です。

銀翹散はどちらかというと体が熱く感じるような状態の時に服用するのですが、もし高熱があってもブルブルと寒気がするような状態の時には銀翹散ではなく葛根湯を飲みます。

葛根湯はインフルエンザにも効果的ですし、新型コロナウイルスに対しても一定の効果があると考えます。ただ飲み方が大事になってきます。寒気を感じたらすぐに飲まないといけません。そして飲んだらすぐに布団を被って体を温め、体から汗が出るようにします。なかなか汗が出てこなければ2時間ほど間をおいてもう一度葛根湯を飲みます。そうして体温を上昇させて体から汗が出たら治療は終わります。水分はしっかりと摂らないといけないのでお茶や水でもいいのでしっかりと摂ります。

以上が私がやっている新型コロナウイルスに対する対処方法です。もちろんこの方法は新型コロナウイルスに限らず従来のインフルエンザや冬場の風邪に対しても以前からやっていることですが、十分新型コロナウイルスにも通用するかと思います。

少しでも新型コロナに対する皆様の不安が取り除ける事ができれば嬉しいです。

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