栄養の少ない土地でも育つサツマイモの凄さ

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今回はサツマイモについて書かせてもらいます。

我が家の家庭菜園では毎年サツマイモを作っています。理由としてはナスやピーマンなどの野菜に比べてさつまいもはおやつ感覚で食べれるものとして子供達も喜ぶからです。

またサツマイモは苗を植えたら特に何も世話をしなくても蔓が伸びて広がり、草も生えずとても楽だからです。

こちらは我が家のサツマイモの状況ですが、わずか5本の苗を植えただけでこんなにも蔓が伸びて広がるので、その部分は全く草が生えません。

蔓をかき分けて苗を植えた場所を掘るとサツマイモが顔を出します。なんだか宝探しみたいで嬉しくなりますね。子供達と一緒に掘ると見つけたらとっても喜んでくれます。

美味しそうなお芋がごろごろ出てきました。ほんとに何にも手を掛けていないのにこんなにも沢山なってくれて感謝です。

巨大な芋から小ぶりな芋まで様々な形がありますが今年も沢山収穫出来ました。

この機会にサツマイモについて色々調べてみました。

まずはサツマイモの歴史です。原産国は中央アメリカ、メキシコ辺りが発祥と言われています。

15世紀末コロンブスの新大陸発見時にアメリカからスペインに持って帰られ、そこからヨーロッパ全土に広がったそうです。

16世紀のスペイン、ポルトガルによる大航海時代に東南アジアに伝わり、そこから中国を経由して17世紀初めに琉球や九州南部に伝わったようです。

日本では九州の薩摩藩から全国に広がったのでサツマイモという名前が付いたとのことです。

江戸時代の凶作で米が取れなかったときも、鹿児島では餓死者が出にくかったこともあり、第二次世界大戦後の食糧難にはサツマイモ栽培が大変推奨されました。

サツマイモは繁殖力が高く、とても育てやすい野菜です。5月頃に苗を植え付ければそのままほおっておいても蔓を伸ばして秋には収穫できます。

普通の野菜は栄養価の高い土を作り、そこに植えてやらないとなかなか育ってくれないのですが、サツマイモの場合は逆で栄養価の少ない土地を好み手が掛らず土を耕して植えればそのまま育っていきます。

肥料をやり過ぎると逆に蔓ぼけという現象が現れて蔓ばかりが伸びてしまい肝心の芋が育たない現象が起こります。

どうしてサツマイモは痩せた土地でも育つのか?その疑問が出てくるのですが、それはサツマイモの組織内に空気中の窒素を固定する微生物が共生をしていて自力で栄養を作る出すことが出来るからだそうです。

植え付けに関してはマルチ(黒いビニール)を掛けて植えると苗がしっかり育つのですが、マルチを掛けなくても十分育ちます。

土地を耕して少し土を盛りその畝に30㎝以上の間隔で植えていけば大丈夫です。

苗の植え方は土に対して斜めに植えるやり方と垂直に植えるやり方がありますが、斜めに植えると芋が横に広がって出来ます。垂直に植えると苗の真下に芋が出来ます。

斜めに植える方が芋自体が小ぶりで沢山出来ると言われています。

収穫後は土を洗っても良いですが、水分で腐ることもあるのでうちの場合は洗わずに土だけを落として、そのまま新聞紙に包んで保管しています。

収穫後ある程度寝かせることにより糖質が増して甘味のある芋になってきます。

また寒さを嫌うのである程度暖かい場所で保管した方がより美味しいお芋の状態で保管できます。

今回はサツマイモについて書かせてもらいました。

とっても作りやすいので是非育ててみてください。

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