糖質制限ダイエット(ロカボダイエット)は体に良いのか?

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今回は数年前から流行っている糖質制限ダイエット(ロカボダイエット)は長い目で見て体に良いのか?とうテーマで書かせてもらいます。

糖質制限ダイエットとは1日の食事の中で糖質を極端に減らすことによりダイエットを目指すという食事法です。

ウィキペディアによりますと、50年以上前から提唱されていたダイエット法であり短期間に体重を減らせるということで多くの人に受け入れられています。

実際私が働いている職場のスタッフも昼食はサラダだけという食事を続けている人もいます。

そんな流行の糖質制限ダイエットを取り上げます。

糖質制限ダイエットとは?

糖質制限ダイエットとは、1日の食事に含まれる糖質の量を130g以下に制限するという食事法です。(もっと厳しく制限する場合もある)

このダイエット法が多くの方に受け入れられている理由として、食材の中の糖質だけを制限すれば魚や肉類などのおかずはそれほど気を遣わずに食べることが出来るとういう点にあります。

では1日糖質を130g以下にするにはどう知った食事を取れば良いのかを見ていきましょう。

主な食品(100g)における糖質量
食材 糖質量(g)
ごはん36.6
食パン44.4
うどん20.8
さつまいも29.4
じゃがいも16.2
牛乳4.8
ヨーグルト4.9
チーズ1.2
牛肉0.3
納豆6.8
ビール3.1
日本酒4.5
焼酎0
バナナ21.3
日本食品標準成分表2010参考

こちらは日本食品標準成分表を参考にして各食材100gに含まれる糖質の量を見た物なのですがご飯茶碗1杯程度(150g)のごはんに含まれる糖質量が約50gあります。

ということは1日3食ご飯茶1杯のご飯を食べると150gとなり、糖質制限の基準である130gを軽く越えてしまいます。

そこで、例えば朝食はヨーグルト100gとバナナ100で糖質約25g 昼食は小うどんで糖質約20g 夕食はごはん軽く1杯と牛肉200gで糖質約60g 合計糖質105g

これは極端な例ですがこのレシピで1日の糖質を130g以下に抑えれます。

自分としては見ただけで絶対に続けるのは無理と感じてしまうレシピですね。

糖質制限ダイエットの弊害

では糖質制限ダイエットがいかに体に良くないかを考えたいと思います。

人間にとって最も糖質を必要とする臓器はです。

脳は人間の様々な活動を司どり、脳の活動が低下することによってやる気が出なかったり、イライラしたり、思考がさだまらないなどの症状が出てきます。

そんな人間の活動にとっても大切な脳の活動を、糖質制限することによって妨げてしまうのです。

また糖質が不足すると人間は必要な糖分を筋肉を分解して得ようとします。すると筋肉量が減ってしまい、弱々しい体になってしまします。

通常人間は1日に必要は総エネルギー量を糖質を多く含む炭水化物から約60%、タンパク質から15%、脂質から20~25%の割合で摂取するのが理想と言われています。

1日130gの糖質は約700kcalに相当します。

1日の成人の必要カロリーを男女の差はありますがざっくり2000kcalとするとその60%は1200kcalになります。

ここで500kcalの不足を生じます。そこで、不足分をタンパク質や脂質で補おうとするのですが、長期にそういった食生活をすると肉類に多い飽和脂肪酸やコレステロールが増えてしまい動脈硬化などのリスクが増えてきます。

またおかず中心の食事が増えると自然と塩分量が増えてしまい、血圧上昇などのリスクも出てきてしまいます。

実際糖質制限食の追跡調査で様々な論文が出されています。

糖質制限ダイエットは、短期的には体重減少に効果があるが、中期的には元にもどり、長期的には死亡リスクを増加させるというメタアナリストがあります。

こういった論文は長期にわたる追跡調査をされての結果なので信頼性は高いと思われます。

長期における糖質制限ダイエットがいかに体に良くないかが分かります。

ダイエットとは何か?

成人病を予防する目的として肥満を解消することは健康にとってとても大切な事です。

肥満は動脈硬化や心筋梗塞など命を縮める重大な疾患の原因にもなりうるため、健康で長生きを目指す意味で肥満の解消は欠かせません。

ただ体に負担の掛る過度なダイエットをしてしまえばかえって自分の命を縮める事にも繋がってしまいます。

また単なる美容目的のダイエットもお勧めはできません。

太る原因を考えたときそれは色々な原因があると思いますが、色々な便利な物で溢れかえっている現代を考えると運動不足ということは大きな要素かと思います。

取ったカロリー以上を動くことで消費することにより肥満にはつながらなりと思います。

是非、週に数回1時間以上の運動を取り入れることにより健康的なダイエット、健康維持に取り組んで行きましょう。

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